ラスベガスにオフシーズンなし!
ラスベガスのホテルは、その多くが大型ホテルであることが特徴ですが、もうひとつの特徴が高い稼働率と安い宿泊料です。
客室の稼働率は年間平均で88%(1995年)と、まさに驚異的。
世界的な観光地であるハワイのホノルルは都市別平均稼働率で2位ですが、80・6%(1995年)と8%近く水をあけられていることからも、ラスベガスの客室稼働水準の高さがわかります。
また、年間を通じて客室稼働が平準化の傾向にあり、オフシーズンと呼べる期間が事実上ないことも稼働率を高めている要因です。
一方、客室料金(宿泊料金)の安さも特筆もので、1位のニューヨークの半分以下、わずか54・47ドルです。
客室平均稼働率と平均客室料金の間に、相関関係はあるのでしょうか。
つまり、客室料金が安いから稼働率が高いのか、稼働率が高いから客室料金を安くできるのかといったことですが、これはラスベガスにかぎり意味のない議論です。
なぜなら、ラスベガスのホテルは、カジノ収益の上に成り立っているからです。
快適なアメニティ施設が完備されているにもかかわらず、低廉な客室料金は宿泊を促す道具でしかありません。
宿泊客のゲーミング予算は宿泊先のカジノでその大半が消費されるという事実にもとついての囲い込み策なのです。
客室料金(宿泊費)も例外ではなく、ゲーミングプレイヤi獲得のための道具のひとつにすぎません。
こうした利益構造のちがいを背景としているため、他の都市のホテルにはまねできない低い料金設定が可能となっているのです。